日本と親密な関係にあるASEAN、その中で距離の面で日本に最も「近い」のがフィリピン。羽田空港からマニラ(ニノイ・アキノ空港)へ、最短約4時間でアクセスできます。
フィリピンの中枢を担うのは、首都マニラ市や旧首都ケソン市を含む16市1町により構成される「マニラ首都圏」。 GDPの約36%が集中する※1、フィリピン最大の経済圏となっています。現在、首都圏とその近郊では インフラや住宅などの大規模開発が計画・進行しており、さらなる成長に期待が高まっています。
交通インフラの拡充計画等に日本は1兆円規模の支援。
2017年、日本政府は、政府開発援助(ODA)や民間投資を合わせて、5年間で1兆円規模をフィリピンに支援することを表明しました。現在、南北通勤鉄道(マロロスーツツバン間)、マニラ首都圏地下鉄事業等、様々なインフラ計画が、円借款を活用して進められています。マニラ首都圏のダイナミックな成長には、日本が深く関わっているのです。
ASEANの中で最も
日本に「近い」国、それがフィリピン。
日本と親密な関係にあるASEAN、その中で距離の面で日本に最も「近い」のがフィリピン。羽田空港からマニラ(ニノイ・アキノ空港)へ、最短約4時間でアクセスできます。
フィリピンやタイ、シンガポールなどを含むASEAN(東南アジア諸国連合)。
日本企業による直接投資額や日本人訪問客数が、ここ数年で大幅に増加しているなど
ASEANと日本の結びつきは、益々強まってきています。
日本の対外直接投資残高(対東アジア主要国・地域)
東アジア主要国・地域への日本人訪問客
ASEAN主要国の中でも高いGDP成長率が予測されています。
その国の経済の見通しを計る目安として利用される、GDP(国内総生産)成長率。IMF(国際通貨基金)のデータによるとタイやマレーシア、シンガポールなどのASEAN諸国でも今後、日本を上回る成長率が続くと予測されていますが、なかでもフィリピンは高い成長を続けており、2018年以降も年率6%以上の成長が見込まれています。
実質GDP(国内総生産)成長率推移
実質GDP(国内総生産)成長率推移
市場規模に影響を与える人口は、既に1億人を突破。
国連が公表している「世界人口予測」によると、フィリピンの人口は2017年時点で1億4百万人超。世界に13か国しかない、人口1億人を超えた国です。ASEANではインドネシアに次いで第2位と、巨大な市場が形成されています。
2017年時点 ASEAN人口ランキング(単位:万人)
人口は今後も拡大し、日本を追い越すと予測されています。
国連が公表している「世界人口予測」によるとフィリピンの人口は、今後も大幅な増加が予測されています。一方、日本の人口は減少が続くと予測されており、2030年頃までにはフィリピンと日本の人口は逆転する見通しとなっています。
フィリピンと日本の人口予測比較