閑静な邸宅街の周囲を、豊かな水や緑の潤いが巡る街、久我山。そしてこの街の暮らしに深い豊かさで満たすのは、大いなる自然と共に移ろう魅力ある四季。ここに、上質なる美を物語る邸宅と、この街の四季が響き合うひとつの環境創造が誕生します。
街の南北を貫く公道。そしてインターロッキング舗装の2つの小径。その周囲に、春・夏・秋冬をテーマとした3つの街区から創造した全22邸です。結集された久我山の景観資産ともいうべき魅力が、四季と共に巡る景観設計です。
久我山の美と潤いを表現した インターロッキング舗装による2つの開発道路
街の東西に2つの開発道路を敷設することで、街としての統一感や独立性を高めた計画。インターロッキングによる舗装デザインに、周辺の景観資産を思わせるモチーフを採用することで、久我山に住まう誇りを高め、植栽やライティングなどによる美が流麗に展開するデザインです。
神田川の流れをイメージした「せせらぎの径」
ホワイト/グレーを基調とした上質さと重厚感を醸し出す色調でありながら、そこに川のせせらぎのような流れあるデザインを用いることで、街並みの連続性や景観の流れを生み出すデザインとしています。
玉川上水の並木道をモチーフとした「こだちの径」
ブラウン調の舗装材を中心に、落葉や木々の幹を思わせる色合いやフォルムを表現したデザイン。並木という「連なり」をモチーフに、各区画の外構素材とも調和し、ひときわ上質な街並みを描きます。
インターロッキング舗装の小径をはじめとする贅沢な動線計画をベースに3つの街区それぞれに景観テーマを設定することで、多様な魅力が響き合う街を実現。選定植栽をはじめ、「四季」をテーマとすることで豊かな一年が巡る景観をデザインしました。
神田川をモチーフとしたインターロッキング舗装の「せせらぎの径」の周囲にシダレザクラやミツバツツジ、果実も実るフェイジョア等が開花し、爽やかな新緑が芽吹きます。緑の中、可憐な花の開花を愉しめる季節が訪れます。
初夏に常緑ヤマボウシが開花し、緑と共に陽光に映える景観になる夏。シラカシなどの常緑樹が、邸宅に涼やかな木陰をつくり、街並みに美しい陰影のコントラストを描きます。
※掲載の植栽写真はすべて参考写真です。
機能門柱
アルミ鋳物による機能門柱は、ライン照明を内蔵し、手仕事を感じさせるキリヌキ加工を施すことで、あたたかな灯が飛び交う蛍のように漏れ出す意匠。ホタル観賞の水辺空間がある久我山の邸宅街として、ホタルをモチーフとした幻想的な夜景景観を演出しました。
コーナーウォール
御影石の笠石、繊細なタイルによる巾木、趣きと陰影を物語る深い目地で形成されたコーナーウォールを設置。街の独立性を高めると共に、四季が展開する街並みへの迎賓性を演出しています。
開発道路と調和する外構素材
インターロッキングの開発道路と融和するように連なる上質な外構素材を採用。ジャワ鉄平石の乱貼り、御影石平板によるアプローチの形成など、街並みの上質さが各区画にまで融け合う外構デザインとしています。
高木を演出するアッパーライトや、アンティークな外壁照明で美しい夜景を。
イロハモミジをはじめとする美しい樹形を照らすアッパーライト。アンティークな意匠の照明が上質なアクセントとなる外壁照明。そしてより幻想的な灯りが路上に漏れる機能門柱の蛍をモチーフとした照明。ライティングの上質さにもこだわった街が、夜間帰り着く方を美しき明るさで迎える街。夜景も美しい、誇りある街並みが住まう方をお迎えします。
※掲載の街並み完成予想CGは、設計図を基に作成したもので、形状・色等は実際とは異なります。なお、外観形状の細部、設備機器等は表現しておりません。このCGで表現されている植栽は竣工から初期の育成期間を経た状態のものを想定して描いており、竣工時は植物の生育を見込んで必要な間隔をとって植えております。家具・調度品等は販売価格には含まれません。予めご了承ください。
※掲載の敷地配置イラストは、計画段階の設計図と現地周辺航空写真を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。