日々、快適な暮らし心地を実感していただけるように、都市生活をさまざまな角度から見つめ、選定した設備仕様をご用意しました。
建築基準法の考え方
地震の多い日本の建築基準法は世界的に見ても非常にレベルの高いものです。基本になっているのは、中小規模の地震に対して建物の損傷を防止するとともに、数百年に1度の確率で起こる比較的大規模な地震に対して、ひび割れ等の損傷は受けても建物を崩壊させず、人命を保護するという考え方です。
劣化対策等級3
《設計住宅性能評価》の「劣化対策」において、等級3を取得しています。鉄筋の錆対策など、住宅を長持ちさせるための対策の程度を示す等級。「等級3」は3世代(75年~90年程度)まで長持ちするように対策が講じられていることを表します。
※旧基準により取得しています。
基礎の構造(既製杭)
基礎は建物の荷重を直接受け支え、支持層に伝達する最下部の構造体。当マンションでは19本・長さ約20.0m直径0.6〜1.0mの杭を用い、杭全体の摩擦抵抗力と先端の支持力によって建物を支える杭基礎を採用。建物の荷重、地震時の荷重を、地盤の条件を考慮して杭ごとにその耐力を決め、強固な地層によって確実に支持します。
既製杭概念図
溶接閉鎖型せん断補強筋
建物の柱の帯筋※に継ぎ目を溶接した、溶接閉鎖型のせん断補強筋を採用。現場加工の帯筋よりも、せん断力や圧縮力に対して、力強く抵抗します。(地中梁内および中子筋は除く)
※帯筋とは:鉄筋コンクリート柱の主筋を一定の間隔で水平方向に巻く鉄筋。せん断補強の役割のほか鉄筋のはらみ防止の役割を果たす鉄筋で、フープともいいます。
溶接閉鎖型せん断補強概念図
地盤調査
確かな強さを備えた地盤、建物の荷重をしっかりと地盤に伝える基礎があって初めて、建物はその強度を発揮します。当マンションは事前に、敷地調査とボーリング調査、標準貫入試験などの地盤調査を実施しています。
水セメント比50%以下
コンクリート耐久設計基準強度(構造物および部材の供用期間に応じた耐久性を確保するために必要とする圧縮強度※1)の概念を導入し、柱、梁といった構造躯体については設計基準強度を27N/m㎡※2以上とし、一部には最大36N/m㎡※3のコンクリートを採用しています。
※1圧縮強度とは:圧縮荷重によって試料が破断する時の最大応力のこと。(応力:物体に外力が加わる際、その物体内部に生ずる抵抗力。)※2 27N/m㎡とは、1㎡あたり約2,700トンの圧縮に耐えられる強度を意味しています。※3 36N/m㎡のコンクリートは基礎地中梁~7階梁・床に採用されています。※外構部分等のコンクリートを除く、建物本体部分の柱・梁・スラブといった構造躯体のみ。
鉄筋コンクリートのかぶり厚さ
コンクリートの中性化が極度に進むと、コンクリートの中の鉄筋は錆びやすくなります。鉄筋が錆びると膨張し、コンクリートの破損の原因になります。これを防ぐために、鉄筋を包むコンクリートの厚さ「かぶり厚さ」を適切に確保します。
かぶり厚さ概念図
※掲載の内容は、計画段階のものであり、今後施工上・製品の廃盤等の都合上変更となる場合がございます。
※掲載の写真は、本物件と同等の設備仕様を撮影した施工例です。プランタイプやカラーセレクトにより仕様、形状等が異なるものや一部オプション(無償・有償含む)が含まれております。また、参考写真にてご説明しているものもある為、実際の色味・形状と異なる場合がございます。