住宅・住空間部門
「ファインコート一橋学園コモンズ」
新しいコモン空間の提案
旗竿敷地を活用した、都市型戸建街における快適性の創出とコミュニティ空間の醸成。
都市型戸建街における旗竿敷地を活用し、いかに快適な空間とするかに注力しました。
更に共用部のない戸建における、新しいコミュニティ空間を醸成すべく、利用や景観の面において共有する空間として「コモン(繋がりの空間)」の考え方を組み込んだ街づくりを行いました。
コモンは、土地の権利関係としての共有はせずに、隣接する区画の住民同士が敷地の一部を一体利用する事で成立。
そこには、所有権分離を図ったシンボルツリーやBBQスペースを設置。また旗竿の通路側に縁側や出窓を設け、柔らかなコミュニティ空間を醸成するよう様々な仕掛けを施しています。
Point1:旗竿区画の快適化。日照・通風・建込感軽減の工夫。
各住戸の駐車場や玄関までの通路を隣家とまとめ、開放的な空間としました。
また、その空間にシンボルツリーなど様々な仕掛けを施すことで、今までにない旗竿敷地を創出しました。
Point2:コモン空間の設置と、コミュニティを育む工夫。
挨拶や世間話など日々の生活でコミュニケーションが自然と育まれる空間となるように設計。
住民間コミュニティの形成を促進するとともに、集いの間では、住民同士でBBQなどができます。
Point3:風景の繋がりを生む各邸室内からの借景効果と地域への寄与、貢献。
住戸プランはコモン空間に目線が向くように設計。開放的な借景効果を生むだけでなく、コモン空間で遊ぶ子ども達を見守ることも可能です。 また、コモン空間は地域に向けても開けており、住民と地域とを繋ぐ場としても機能します。